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ビットコインの価値とは?ビットコイン3つの特性

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お金とは?Bitcoin、金とバンキング。Seifedean対Schiff

2008年の経済危機を予言したと知られているピーターシフとビットコイン界の肉食派Saifedean Ammousが金とビットコインについてディベート。毎回こういったディベートを聞くたびに思いますが名の知れている経済評論家であってもビットコインやその経済に関してあまり理解がないことが多いですね。 ピーターは一貫してビットコインには価値がないというスタンスでしたね。又、お金や価値についてもオーストリア経済学支持派だとは思えない発言が多かった感じですが、まあそこはさておき。 ビットコインの価値ってなんなんだろう?そもそも価値ってどうやってきまるの?ってところを考えてみたいと思います。

貨幣の価値とは?

intrinsic theory of value

ピーターは金の価値として金の金属的な使用価値の裏付けがあるから価値があると言っていますね。金の装飾品としての用途であったり、金属的な性質である電気伝導を利用した工業的な用途など。そういった金属としての用途があるため、それが内在的な価値となると。 逆にビットコインには他の用途が無いため内在的な価値が無いとしています。故にビットコインの価値は投機的な価値しか無いと。 ピーターは内在的な価値が裏付けとなり貨幣として利用されるようになったと一貫して語りますが、これは内在的な価値(使用価値)が物の価値を決めるといった考え方ですね。

水とダイヤモンドのパラドックス

ここで有名なパラドックスを。水は生きていく上で絶対に必要なもので、使用価値抜群ですよね。人間水が無ければ全員間違いなく死にます。ダイヤモンドは大手ダイヤモンド会社のデビアス創始者が言うように、内在的な価値は無い。人が生きていく上で必須なものではありません。 しかし水はとても安価で、ダイヤモンドはとても高価。これはどうしてでしょう。 価値は客観的に決まるものではなく、各々が主観的に決めることだからでは無いでしょうか?

そう考えると先ほどの金は内在的な価値があるため価値があり、ビットコインは無いといった論法が、少し違った印象になるのではないでしょうか。

subjective theory of value

Saifedean含むオーストリア経済学派では価値は主観的なものだと考えます。簡単に言うと人々が価値があると思うから価値がある、といった考え方ですね。 金に関しても、金に内在的な価値があるわけでなく、金のその他用途に価値があると人々が思うから価値がある、ということでしょうか。

が、そうなってくるとビットコインに何故、人々は価値を感じるのでしょうか。その特性とは?

ビットコインの価値って?

それでは、ビットコインはなぜ価値があるのでしょうか。それを考えるにあたってビットコインの特性を3つピックアップ。

ビットコインは始めて本当に希少性のある資産

地球上に存在する、時間以外の全てのものはその気になれば総量を増やすことが出来ます。金であっても、時間と労力をかければ採掘できますよね。ダイヤモンドだってプラチナだって同じだと思います。総量を増やすことができるということは言い換えると希少性がないということ。誰かがその気になれば、時間がかかるにしてもインフレーションを引き起こすことが出来ます。 ビットコインはそれが不可能な今のところ唯一の存在となります。ビットコインの総数はもうすでに決められていて(2100万ビットコイン)、こちらの数字は変えることが出来ません。故にインフレーションとは無縁、資産クラスの中で唯一デフレな資産と言われる理由です。

押収耐性がある資産

例えば金、他人が奪おうと思えば奪えますよね。銀行口座、いつでも差し押さえの対象です。株や国債だって差し押さえ出来ますよね。 ビットコインは正しい管理(プライベートキーの自己管理、プライバシーを考慮した購入元等)さえ守っていれば他人が押収することは不可能となります(拐われて拷問などはあるかと思いますが、、、)プライベートキーも暗記しておけば完璧。誰にもわかることなくビットコインを所持しておくことが可能となります。

一真の中立性を保ったオープンソースプロトコル

ビットコイン以外にもいっぱいコインあるじゃないですか。アルトコインなどだってと思う方。 ビットコインだけが唯一、中立でオープンなプロトコルになります。それは何故か。 創立者とされるサトシナカモトは消え、開発の全てが世界中の分散したボランティアによって行われていて、中心となるような存在が無い唯一のプロトコルビットコイン。その他すべてのアルトコインには必ず開発陣や中央サーバーなどが存在し、そこがルールをいくらでも変えられるため中立でもオープンでもありません。

最後に

不景気と言われる中、最近また値段が高騰し始めたビットコイン。が、それと同時にまたビットコイン界隈には値段高騰やら投機に群がるノイズが増えてきている感じです。そんなタイミングだからこそ、ビットコインをただの投機としてでなく、現在社会や経済に対して別の角度から勉強するきっかけとなればなと思います。

The Bitcoin Standard: The Decentralized Alternative to Central Banking

The Bitcoin Standard: The Decentralized Alternative to Central Banking

Saifedeanの名著、The Bitcoin Standard。日本語訳はいつになることか。英文でも是非読んでいただきたい一冊。お金の歴史からビットコインまで、この一冊で理解が深まります。