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ビットコインを理解していない人の 4つの特徴とは?

BlockstreamのSamson Mowのツイート。ビットコインをわかっていない人の判別法を4つ挙げています。逆に考えればこの4つを深掘りすればビットコインが理解できるということで、この4項目について考えてみようかと思います。

ビットコインのホワイトペーパー題名の引用、言及

https://bitcoin.org/bitcoin.pdf

ビットコインのタイトル名は”Bitcoin:A Peer-to-Peer Electronic Cash System”ですね。こちらは文章の解釈の仕方が問題。

ピアツーピアなデジタルキャッシュと聞いて普通の人がパッと思い浮かぶ事を考えると、LINE PayやらPayPayとかのキャッシュレス決済サービスでしょうか。

取引に時間がかかる(ブロック生成に約10分かかる)、手数料がかかる、スケーラビリティ等、決済サービスと比較しビットコインはよく批判されているかと思います。

それらの批判の根拠としてよく使われるのがホワイトペーパーのタイトルですね。ピアツーピアなデジタルキャッシュなんだから早くて安く、スケーラブルでないとだめだろっていう言い分ですね。

現金ときいて真っ先にMoE特性(Medium of Exchange:交換の媒体)を思いつく人は多いと思いますが、それよりも大切な機能はSoV特性(Store of Value:価値の保存)。

MoEが最優先される場合(スケーラビリティに目をつぶったとして):AさんがBさんにBTCを支払う→BさんはBTCを法定通貨に変換→取引のたびBTCには常に売り圧がかかり値段の維持が出来なくなる(常に法定通貨に変換されるため)→誰もMoEとしてBTCを使わなくなる(時間とともに価値が下がる通貨は代替手段がある場合使われない)

ビットコインの優位性の大きなポイントとして、現金が持つ機能のうち、所有できる資産をデジタル化したことがあるわけで、それが”Electronic Cash”。

ピアツーピアなキャッシュ:所有できる資産・スケーラビリティに対する理解のなさ

現金、というものが持つ特性の中でなにが重要なのか、それをデジタル化することでなにを解決していきたいのか。そこもポイントなのではないでしょうか。

こちらは以前の投稿に似たようなこと書いてましたね。

サトシのビジョン

こちらもよくあるやつですね。サトシナカモトはこういうビジョンだったんだって論法。

まずサトシナカモトは存在しません。というか消えました。ビットコインの最初期を造った存在でしょうが、そこから今年で10年。サトシナカモトが消え開発が本当の意味で分散型となったビットコインは独自の進化を続け今の状態になっているわけで。

ここでサトシがどうこういうことは、その流れを全く理解していないことになりますよね。ビットコインは誰かが所持しているわけでもリーダーがいるわけでもありません。

まずSoVなしにMoEはなりたたないことをわかっていない

こちらは先程のBさんの話の続きですね。結局BTC自体に価値があること、SoV(Store of Value:価値の保存)として機能していることがまず最初に必要で、それがない場合交換に使われたとしてもBさんはBTCのまま保有しないわけで(時間とともに価値が下がるから)。

こちらはどうやってお金が生まれたか?という話につながります。オーストリア経済学派、ミーゼズによるRegression Theoremですね。お金(塩や金、貝殻やライのような石貨等)の価値をある点から1日づつ遡って考えていくと最終的にはお金として採用される直前、物々交換されていた頃に持っていた価値に辿り着くという定理ですね。

物がお金として機能するためにはお金に価値がある必要があり、その価値はどのように生まれるか。それではビットコインの価値とは?なぜ価値があるのか。ビットコインはなにを解決していこうとしているのか。現在社会の貨幣を取り巻く問題とは?

考えれば考えるほど深みにはまっていきますね。