fasting soundly

fasting rothbard stoicism and ₿

ビットコインのボラティリティは必然

大手メディアのビットコイン記事は大体の場合内容がアレげで、読む時間が勿体無いのですが。まさかのForbesより読める記事が。ビットコインについてしっかりと書かれ、又オーストリア経済学な考え方も散りばめられています。

記事ではビットコインフィアット通貨、そしてFacebook Libraの価格的なボラティリティとシステム面でのボラティリティについて考察。

ビットコインの設計はシステム面の安定性を最重視

ビットコインはシステム面での安定性、セキュリティを第一に設計。ハッシュパワー(ビットコインネットワークの計算力、高ければ高い程ネットワークがセキュアなものに)、難易度調整(ハッシュパワーの増減にあわせ、マイニングに必要な難易度を調整)の組み合わせで、どの様な状況下でも必ず約10分毎に新ブロックが生成されるように。

又、この二つの要素(ハッシュパワーと難易度調整)により、お金におけるストックフロー比率(ストック:総量 フロー:新規発行量)を上げることを抑制(通常お金として使われるものはその需要が高ければ高いほど生産量が増す→ストックフロー比率が上がりインフレーション→お金の購買力が下がる)。

ストックフロー比率が安定していることから、内的な金融政策によるインフレーション等が無く、価格は常にマーケットの需要により変動。

ビットコイン設計からくる好循環

そして上記2点によりビットコインの好循環が:

価格高騰→ハッシュパワー増加(高騰によりマイニングがより有益になるため)→ネットワークがよりセキュアに→ビットコインの価値の保存機能が向上→ビットコインの需要が高まる→価格高騰

フィアットは価格安定性を重視した設計

フィアット中央銀行に様に、その価格を常に一定に保つメカニズムが存在(金融政策。利率や量的)。

これにより価格は安定するが、システム面では問題が。

利率、量的共に人工的に市場に介入する事で、本来市場が持つシグナルが狂う(利率を下げた場合、本来無いはずの貸付が銀行により行われ、本来であれば資金を得られない企業に資金が回り、自由市場では本来倒産するべき企業が生存)。

パッと見良いことに思われるこの行為、タレブ反脆弱性から山火事の例で説明しています。

Nassim Nicholas Taleb provides an apt analogy for this process in his book, Antifragile: forest fires. Artificial suppression of natural volatility (by suppressing small fires) creates false stability that can last short-term, but it builds long-term risk by letting an enormous amount of tinder build up. When the fires eventually come, they’re more devastating.

山火事を阻止しようと小規模な火災を抑制→本来自然のボラティリティ(手を加えなければ発生していた小規模な火災)を人工的に抑制→本来燃えるべき箇所(自然的に弱い箇所)が蓄積される→あるタイミングで大火事に

目先の価格安定の為、自然なボラティリティを人工的に抑圧することで、蓄積されたボラティリティが大きなシステム的な障害に繋がる。

フィアット通貨は目先の価格安定性を重視しシステム的な不安定性を招く。

ではFacebookのLibraは?

ビットコインに比べ短期的な価格安定性とシステム的な不安定性をもつフィアット

そのフィアットが価値の裏づけとなるLibraは構造上、フィアットと同じ脆弱性を持つと。

が、例えば裏付けとなる資産をビットコインにするなど、今のところLibraには柔軟性がある為、今後注目が必要。

ビットコインの資産としての優位性

ビットコインは通常のフィアットエコシステムの外に存在する為、今までフィアット一辺倒だった資産の中、新たな選択肢となることが優位性だと著者は語っていますが、賛同ですね。

特定の集団の決定に左右されない、不変な金融政策を持つビットコインは今までにない選択肢。又、その優位性はフィアットやその他暗号通貨と呼ばれるものでは決して達成出来ないわけです。