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預金が勝手に奪われる。インフレーションが何故悪なのか。

Nic Carterのツイートより。レイ・ダリオも最近のLinkedin記事で語っているこの効果。貨幣流通量が増え、それはベンチャーキャピタルや自社株買い、合併や買収に注ぎ込まれ。

すでに資産を持つものが、持たないものにくらべ遥かに利益を得、持たないものは今まで以上に損失を被る。

日本でも異次元な量的緩和などと銘打って日銀が年間80兆円もの国債買い入れだの、ETF買い入れだのを行いまくっていますね。

インフレターゲットだの、景気回復だの、円安だの、金利低下だの。

適当な理由は付けていますが、本当に正しいのでしょうか。

貨幣のインフレーションが何故悪いのか。

貨幣インフレが解決策でない理由、カンティヨン効果

上記ツイートでレイ・ダリオも語っている効果がカンティヨン効果(Cantillon Effect)。貨幣が新規発行されてから、最終的にその増加分が世の中に出回る(中央銀行→銀行→企業→個人→貯蓄→消費財、といった感じに)までの時間差で、得する側と損する側が生じる効果。

こちらはMises.orgからの中央銀行による社会格差に関する記事に対するNick Szabo(スマートコントラクトの第一人者、サイファーパンク、Bitgold考案者)のツイート。

新規発行された貨幣は、それを一番初めに得る者が一番得をし(インフレーションが世に波及していない為、貨幣価値を下げる事なく新規貨幣を使用可能)、一番最後に得る者がその負担を被る(例えば個人の預金などは新規発行された貨幣によって預金の購買力が下げられるため)

貨幣は発行すれば発行するほどその価値は薄まるわけですが、その薄まり方(薄まるスピード)が一定でない為、どうしても得する者と損する者が生まれてしまう。

そして、結局得をする者は新規発行された貨幣により近いものだけ(お金の流れの上流にいる存在ですね。中央銀行とその関係者、政府、銀行、融資を受ける大企業等)、損をするのは必ず下流にいる存在のみ(基本的に一般人ですね。預金の購買力を奪われるわけです。)

インフレーションにより、一般人の貯蓄はどの程度損をしているのか

マネーストック統計のFAQ 日本銀行より。マネーストックとは:

マネーストック統計とは、「金融部門から経済全体に供給されている通貨の総量」を示す統計です。具体的には、一般法人、個人、地方公共団体などの通貨保有主体(=金融機関・中央政府以外の経済主体)が保有する通貨量の残高を集計しています。 通貨(マネー)としてどのような金融商品を含めるかについては、国や時代によっても異なっており、一義的に決まっているわけではありませんが、我が国の場合、対象とする通貨の範囲に応じて、M1、M2、M3、広義流動性といった4つの指標を作成・公表しています。

https://www.boj.or.jp/statistics/money/ms/ms1906.pdf

日本のM2マネーストックは1000兆円を超えていますが、15年ほど前は650兆円程。単純計算で年間3%程、15年で1.5倍以上に。

単純に1円が持つ購買力は15年で4割近く下がったことに。1000万貯金をしていたら、額面上は同じ1000万な預金の購買力が600万程に下がっていると言う事ですね。

貨幣インフレーションが存在しない唯一の存在

特定の団体が独断で決定権を持っている現在の金融政策によって、一般人はカンティヨン効果により損失を常に肩代わりし続ける現状。

そんな現状の中、一般人が取れる唯一の対策は自己資産をインフレーションとは無縁なアセットに移す事。

現状世界で唯一インフレーションとは無縁な、自由で無差別、参入障壁がなく公平なアセットがビットコインなわけです。